えとじやブログ - ひねくれマーケッターのひとりごと

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いい仕事です、よくできてます

えとじやお。のオフィス探訪 ~ T601TOKYO

T601微妙な記事かもですが。

Twitterで知り合った方に、いきなり会いに行くという、「ふたりオフ会」。 となれば、個人のブログに載せるべきですよね。 しかも、Twitterでの交流が始まったのは、おそらくスノーボードとニセコの話題のように記憶しているので、ますますです。

そもそも、お会いするまで、(たぶん、クリエイティヴの仕事をされているんだろうなぁ)とは思いながら、具体的に何をしてらっしゃる方か、全くわからずに、ただ「大阪から東京に引っ越しました」というつぶやきに、「じゃ、毎週東京なので、遊びに行きますよ」とつぶやき返しただけのことですし。


が、話すうちに(飲むうちに)、「あ、この人の仕事はおもしろい!」と感じたので、無理やり「えとじやお。のオフィス探訪」と題してご紹介です。 (シリーズ化は未定。)


T601株式会社」さんの、Director・映像デザイナー 松本さん(
takuyaMT)です。


東京は芝、第一京浜沿いでタクシーを降りて、松本さんに電話。 どうやら正しい場所にいたらしく、1分後には「こんちわ~~~」と、無事に会えました。 ご案内いただいたのは、マンションの1室、残念ながら601号室ではなく、801号室でしたが、きれいなマンションの、きれいなオフィスでした。 (私もオフィスが欲しくなりました、分不相応ですね、、、。)

名刺交換、えとじや手ぬぐいと雪山用のホイッスルをお土産にお渡しし、BURTONのマグカップにたっぷりのコーヒーをいただいて、

「ところで、松本さん、どんなお仕事をされてるんですか?」

「あ、じゃあ、これ、見てください。」

と、LANPっていうんですか? 他にもいくつかクリデンシャルの映像資料を見せてくださいました。

T601MTが、何がどうすごいのか、ド素人の私にはもうひとつピンと来なくて、まぁ、きれいな映像だなぁ、くらいの理解。 (すいません、、、。)

松本さんが説明してくださって、ようやく技術的にとても困難なことをさらっとやっていることを、うっすらと理解(したつもり)。


「ところで、お。さん、晩御飯は?」

「いえ、予定ありませんよ。」

「じゃ、飲みにいきますか?」

「あ、うれしいですね。」

ということで、浜松町の居酒屋さんでおいしい魚を食べながら歓談は続く。


「あぁ~~~~、ようやくわかりました、それはすごいですね。」と、彼の仕事のすごさの一部を理解したのは、生ビール3杯と焼酎ロックを2杯飲んでからでした。


(松本さん、間違っていたらごめんなさい。)

全く平面ではない、ビルの壁など、スクリーンの凸凹に影響されることなく、歪や傾きなく映像を投影できる技術を駆使した映像エンターテイメントあるいは映像コミュニケーション、ですか。

全然、すごさが伝わらないですね、すいません。

ビルを丸ごとスクリーンにしてしまって、巨大かつ立体的な映像を浮かび上がらせることができるわけで、あるいは、ビルに限らず、凸凹や傾きがあるものでも、なんでもスクリーンにしてしまえるんですね。

通常、そうしたところに映像を映すと、平面ではない部分が歪むのですが、それをあらかじめ計算して映せるので、完ぺきな映像が浮かび上がる、ということのようです。


ということは、、、、

「じゃ、ダムの壁には?」

「簡単です。」

「放流中でも?」

「たぶん、大丈夫です。」

「ニセコの雪山には?」

「寒すぎなければ。」

「神戸の倉庫街は?」

「やりたいですね。」

「ハーフパイプやワンメイクジャンプは?」

「朝飯前です。」

「あのビルは?」

「崩壊する絵だって映せますよ。」

「レンガでも?」

「窓があっても平気です。」

「ビル群を森に変えるとか?」

「お手の物です。」

「万里の長城とか?」

「言うまでもありません。」

「すげぇ、ですね?」

「すげぇ、です。」


と、気持ちよく酔いながら、「じゃぁ、こんなことは?」、「あんなことは?」と盛り上がりました。

なんか、私の仕事と重なるところはないかしら、と、考えてはみたものの、地味な仕事ばかりの私には縁遠いかも知れませんので、こういうのが好きそうなクリエーターに紹介します、と、空約束だけしておいて、楽しい夜は更けて行きました。


松本さん、ありがとうございました。 すいません、私の記事じゃ、全然すごさが伝わらないですね。 ともかく、次の冬は一緒にニセコで滑りましょう。


お。

ようやく名刺と手ぬぐいができました。

名刺と手ぬぐい開店から7カ月にもなるのに、名刺もなかったの?

いえいえ、ロゴのデザインだけやっていただいて、それを使ってPCで自作していたんですが、ようやくちゃんと印刷してもらったんですよ。

それとほぼ同時に、下町の手ぬぐい屋さんに手ぬぐいも作っていただきました。

写真のえんじ色のが手ぬぐいです。 名刺は表は普通に名前など、で、裏面は手ぬぐいと同じマークを。


ずっと長い間お世話になっているアートディレクターの大石賢司さんところで、デザインしてもらいました。 さすが、です。 なんか、とってもやさしげでいいでしょ?

(ますますそば屋か居酒屋っぽくなってきました?)


お気づきでしょうが、ブログのタイトルの左端にも同じロゴがあって、しかも!

実は画面左側のメニューは、タイトルの後ろにこのマークが入っているんですよ。


本当は名刺も手ぬぐいも何色か欲しかったのですが、かけだしの自転車操業にそれは贅沢だろう、と、手ぬぐいはえんじ、名刺はグレー(ぎんねず)に絞りました。

1周年とか3周年とかになったら他の色のも作ろっと。


お。

すっきりわかりやすい、いい広告だと思いますが。

連休ボケから社会復帰の途上ですので、軽い記事で。

YouTubeには(やっぱり?)なかったみたいなので、花王さんのHPからリンクを持ってきました。

こちらです。 リンクを開いて、ページ左の「CM情報」をクリックすると見れます。

 


「バスマジックリン防カビプラス」のTVCMです。
TV
では、15秒しか見たことがないように思います、こちらは30秒バージョンですね。

つまらない?

いえいえ、私はかなり好きですよ。

わかりやすいし、気持ちいいし。

30秒のは、ちょっと細部が凝りすぎていている気が。 私がTVで見たのは15秒バージョンですかね、15秒のほうがすっきりまとまっているように思います。 (記憶違い?)

もちろん、花王さんですから、ちょっと理屈っぽいのは「社風」なので許してあげてください。 それでも、意味のない科学的説明が少なくて、好感が持てます。

 


ものすごいいい広告か? 今後も展開可能なアイディアがあふれているか?

と、詰問されると困りますが、冗長だったり、わけのわからないたとえ話をされたり、妙に暗かったり、理屈っぽかったり、結局なにするものなのかわからなかったりする広告が多い中で、こういうきっちりしたコミュニケーションに出会うとホッとします。 いい仕事です。

 


さ、ぼちぼち仕事モードに切り替えていかなくっちゃ。

 


お。

なんでいまさらペプシマン? 好きなものは好きなんで。

 

懐かしいですねぇ。

そしてこうして改めて見てみても、全く古くなってません。 いい広告です。


しかし、なんでいまさらペプシマンなのか? 実は、先日メールで「あれ、好きなんですけど、どう考えれば、クライアントの頭でも、理解できて、納得できるのでしょうか?」というなんとも悩ましい相談があったからです。

クリエーターのみなさんには「はぁ? 好きなんだったらそれでいいやん。」かも知れませんが、クライアントって、「面白さを論理的に理解できて、自分はどこが・なぜ好きなのか」と説明できないと前に進めない動物なんです。 もう少しビジネス風に言うと、「自分がとっているリスクを論理的に説明する責任がある」ということなんですが。


それにしても、いい広告です。

話はそれますが、私は、つくづく大貫さんという方は天才なのだなぁ、と思います。 直接お会いしたことはないので、作品を通しての、想像ですが。 天才の証、といってはなんですが、彼はいつも最初から最高の完成度で世の中に切り込んでくる、が、結局いつも最初の1~3作が一番良くできていて、その後、だんだん完成度が下がっていく。 普通、逆ですよね。 しかし、彼の作品とその裏にある戦略・哲学は、あまりに「完成」していて、「改善」の余地がないからなんでしょうね。 あとで、クライアントに言われて足した部分が、その分だけ完成度を下げてしまうわけです、おそらく。 天才なので、「それはすでに考えたけど、だめだったよ」って思ってると思いますが。


すっかり余談でした。

本題に戻りましょう。

「好き!だけじゃだめで、どこがどうして好きなのか論理的に説明できないと前に進めない」悲しいクライアントのために、この広告を分析・解説する、でしたね。


この広告の特に優れている点は2点。

まず、「炭酸飲んでしゃきっとする」という、差別化もくそもない平板な戦略を、見事にアイディア化していること。

そして、そのアイディアを見事に具体的に表現していること。 大貫さんらしい、すごい完成度で。


「ペプシ(マン)は、ちょっとやる気がないときに必ず助けにきて、しゅわっとリフレッシュしてくれる僕らのヒーローです」とでも訳せばいいでしょうか。 戦略に真っ向から取り組んでいる、ぶれのないアイディアですね。 そのうえで、「飲めばすぐに、しゃきっとする」という機能的な便益を、「ペプシがすぐに助けに来てくれる」と置き換えているところが、見事ですね。 心に響きます。


具体的な表現においても、手を抜きません。 中でも見事なのが、僕らのヒーローペプシマンが、ずっこけヒーローキャラなところでしょうか。 ペプシという、とてもカジュアルな飲み物に、2枚目ヒーローは似合いません。 (Cokeの多くの広告がいけてないのは、Cokeを2枚目に描こうとするからなのかも知れませんね。) 呼んだらすぐ来てくれる、あるいは、呼んでもいないのに素早く助けにきてくれて、ちょっとみんなを気持ち良くして、でも、最後にちょっとこけてしまう。 憎めないキャラですね。 (45歳以上の男の子には「スペクトルマンみたい」と言えば、「そうそう!」でしょうか。 45歳以下の方にはどのヒーローがいいたとえなのか、わかりません、すいません。)

その他、外人タレントを使い、バタくさい映像を作り上げ、「いかにも!」な音楽を付け、など、いいところを挙げていくときりがありません。

しかも、キャラモノは、3~5作目に「見ている人を裏切るドラマの展開」をするとキャラの人間味とキャンペーンの広がりが出る、というのが、鉄則なんですが、それすらもやってしまっている。

おそるべし、、、、。


こうして「説明」してしまうと、興ざめですか?

しかし、冒頭にも書いたように、クライアントという動物は「好き」だけでは動けないんですよ。 なので、クリエーターのみなさんは、興ざめかも知れなくても、面白さの8割しか伝えられなくても、きっちり「説明」してあげてください。


お。

いいよねぇ、あれ。 で、どこの会社だっけ? さぁ・・・。

先日「ネタをください」という、大変身勝手なお願い記事を書きましたが、ありがたいもので、早速いくつか反応をいただきました。 ありがとうございました。

今日は、その中のひとつ、poさんのを取り上げます。



「いいよねぇ、あのコマーシャル、結構好き。」

「あ、わたしも。 じんとくるよね。 でも、どこの会社のだっけ?」

「え? え~~っと、覚えてない。 どっかの保険屋さんじゃなかったっけ?」


よく耳にする、あるいは、自分でもやってしまう会話ですね。

例えば、小田和正の優しい歌に合わせて、家族(特に子供たち)の幸せそうな写真がスライドショーのように現れては消えていくコマーシャル。

さて、どこの保険会社でしょう?

知るか!


今日お話しするのは、みなさんここのところ、TV・民放を見ている限り、いろんなシリーズを散々見たんじゃないでしょうか? 「ねことアヒルが力を合わせる」やつです。

とても好きな広告です。

もちろん、あの歌。 いいですねぇ、かわいくて。

微妙なリアリティを醸している「ねこ」もいいし。

好きなところを挙げていくと、結構きりがない感じです。


その中から特筆すべきものを挙げるとすれば、限られた広告スペースの中で、多くのことをバランスよく伝えていること(放映量の多さでカバーしている部分はありますが)、そして、差別化や突出したことをやりにくい保険の世界で、ほぼ唯一「ブランド」を築きつつあること、の二つでしょうか。


今のご時世、広告コミュニケーションにはたくさんの役割が課せられます。 評判になりさえすればいい、とか、認知だけ上がればいい、とか、イメージアップでいいよ、とか、もう過去の話です。 不況の中、しかもだんだんメディアとしてのパワーが落ち続けるTVに、大金を投入しているわけですから、当たり前です。

ひとつの広告はひとつのことを伝えるのが一番。

なんてことは、そろそろ「古いクリエーター」の昔話?

それはわかりませんが、ともかく「一度にたくさん伝えろ」といわれても、簡単なことではありません。 それは事実。


「Aflac まねきねこダック」シリーズは、TVという「感覚のメディア」では伝えることが非常に難しい、先進医療に対応する保険の新商品の概略を、少なくとも印象付けることに成功しています。  それを決して暗くない表現で、しかも(ぎりぎり)ふざけていない形で、歌に乗せて。 あっぱれ1。


そして、「保険について考える・考えなおすきっかけになる人生のイベント」を題材にしていくことで、見ているものに「気づき」を与えることにも成功しています。 あっぱれ2。


それは結果として、「保険とは万一に備えるもの」という位置づけから、「保険とは人生を祝福するもの」という位置づけに押し上げることにも寄与しています。 保険の広告といえば、「急に死んだり病気になったりするかもよ」という「脅し」の広告ばかり(小田さんの歌のやつも、結局脅しです)なのに、あきらかにこのシリーズは「祝福」しています。 (じゃなきゃ、クリスマスバージョンやお正月バージョンなんて作りませんわな。) あっぱれ3。


少し前、展開していた、がんとの闘いを経験した人たちの体験談シリーズで、それまでの「なんでそこでアヒル? ふざけてるの?」というイメージを払しょくすることには成功しましたし、確かに他の保険会社との差別化はできていたかも知れませんが、結局「脅し」の範疇をでることはできなかった。 それを「保険とは人生を祝福するもの」という「とらえなおし」に成功したため、Aflacは、日本の他の保険会社が横並びで「あたりさわりのない、具体的に何もわからない・印象に残らない、あるいは、印象には残るけど公共広告みたい」なコミュニケーションを続ける中、唯一の「ブランド」になれたわけです。 あっぱれ4。


Aflacさん、がんばってください、この後、ぶれてしまわないように。

日本の大手保険会社のみなさん、いつまでもさえないことやってると、置いてかれますよ。


と、どれほど理屈をこねてみても、結局のところは、あの、歌、ですね、あれは困ります、脳内エンドレス再生がとめられなくなるし。


お。

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プロフィール
お。"

えとじや店主 お。
  岡本 晋介

* 世の中の様々な問題を「ブランド・マーケティング」で解決する、腕利きコンサルタント、になるのが夢です
* それに向けて、現在、鋭意努力中

* 1988年、大手外資メーカーのマーケティング部に入社、以来21年、ブランド・マーケティング一筋でした
* 7年間、いくつかの商品(ブランド)を担当、コンセプト開発、新製品導入から広告制作、マーケティングプラン・投資の決定、消費者リサーチと、あらゆるマーケティング仕事に携わりました
* その後14年間、マーケティングの社内コンサルタントに「社内転職」、2~3人しかいない部署でしたので、一度に10以上のブランドの担当を務めました
* 関わった「子供たち」は、かなり多数ですが、主なものとしては、アリエール、パンテーン、イリューム、Vidal Sassoon、SK-II、ボールド、レノア、ジョイ、Max Factorなどその他多数(どこの会社か、ばれてますね、これじゃぁ、、、)、「子だくさん」です
* 各ブランドのコミュニケーション戦略・企画のアドバイスをしながら、マーケティングや関連部署、担当代理店などの人材育成・教育・指導にもあたっていました

* 2009年夏に退社。
* マーケティングなんでも相談所「株式会社えとじや」設立。
* コンサルのかたわら、マーケティング関連のセミナー・研修などの講師をやってます
* そうそう、性別は男性、年齢は40代前半、です

* 「ブランド・マーケティングで世の中の問題を解決する」って?
* 実はブランド・マーケティングとは、有償・無償を問わず、お客さんを相手にコミュニケーションをとらないといけないすべての業種に適応できる考え方
* でも、世間では「大手の企業が金をかけてやるもの」と誤解されてしまっているのが、悲しい
* 「へぇ~、こんなこともブランド・マーケティングで解決できるんだぁ、ありがとう!」って言ってもらうのが夢です

* 趣味ですか?
* スノーボードを14年やってます。 最近5年ほどは、ニセコを中心に年間20~30日雪山で過ごしながら、ときどき軽いバックカントリーを楽しんでます
* 音楽、ロックやらブルースやら、を聴くのは大好き
* あとは、陶芸・料理・草刈り・薪割り・読書、たま~~に自転車、ですかね
* どんな人柄?
* 難しい質問ですねぇ。 自分ではよくわかりませんが、人にはよく「ひねくれもの」・「物知り」・「説教好き」と言われます。 サラリーマン時代から「サラリーマンに見えない」と言われてました、まぁ、社会人としての常識に欠けるという意味なんでしょうね、、、

twitter : etojiyaokamoto
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