えとじやブログ - ひねくれマーケッターのひとりごと

ひねくれマーケッターのひとりごと

2010年06月

えとじやお。のオフィス探訪 ~ T601TOKYO

T601微妙な記事かもですが。

Twitterで知り合った方に、いきなり会いに行くという、「ふたりオフ会」。 となれば、個人のブログに載せるべきですよね。 しかも、Twitterでの交流が始まったのは、おそらくスノーボードとニセコの話題のように記憶しているので、ますますです。

そもそも、お会いするまで、(たぶん、クリエイティヴの仕事をされているんだろうなぁ)とは思いながら、具体的に何をしてらっしゃる方か、全くわからずに、ただ「大阪から東京に引っ越しました」というつぶやきに、「じゃ、毎週東京なので、遊びに行きますよ」とつぶやき返しただけのことですし。


が、話すうちに(飲むうちに)、「あ、この人の仕事はおもしろい!」と感じたので、無理やり「えとじやお。のオフィス探訪」と題してご紹介です。 (シリーズ化は未定。)


T601株式会社」さんの、Director・映像デザイナー 松本さん(
takuyaMT)です。


東京は芝、第一京浜沿いでタクシーを降りて、松本さんに電話。 どうやら正しい場所にいたらしく、1分後には「こんちわ~~~」と、無事に会えました。 ご案内いただいたのは、マンションの1室、残念ながら601号室ではなく、801号室でしたが、きれいなマンションの、きれいなオフィスでした。 (私もオフィスが欲しくなりました、分不相応ですね、、、。)

名刺交換、えとじや手ぬぐいと雪山用のホイッスルをお土産にお渡しし、BURTONのマグカップにたっぷりのコーヒーをいただいて、

「ところで、松本さん、どんなお仕事をされてるんですか?」

「あ、じゃあ、これ、見てください。」

と、LANPっていうんですか? 他にもいくつかクリデンシャルの映像資料を見せてくださいました。

T601MTが、何がどうすごいのか、ド素人の私にはもうひとつピンと来なくて、まぁ、きれいな映像だなぁ、くらいの理解。 (すいません、、、。)

松本さんが説明してくださって、ようやく技術的にとても困難なことをさらっとやっていることを、うっすらと理解(したつもり)。


「ところで、お。さん、晩御飯は?」

「いえ、予定ありませんよ。」

「じゃ、飲みにいきますか?」

「あ、うれしいですね。」

ということで、浜松町の居酒屋さんでおいしい魚を食べながら歓談は続く。


「あぁ~~~~、ようやくわかりました、それはすごいですね。」と、彼の仕事のすごさの一部を理解したのは、生ビール3杯と焼酎ロックを2杯飲んでからでした。


(松本さん、間違っていたらごめんなさい。)

全く平面ではない、ビルの壁など、スクリーンの凸凹に影響されることなく、歪や傾きなく映像を投影できる技術を駆使した映像エンターテイメントあるいは映像コミュニケーション、ですか。

全然、すごさが伝わらないですね、すいません。

ビルを丸ごとスクリーンにしてしまって、巨大かつ立体的な映像を浮かび上がらせることができるわけで、あるいは、ビルに限らず、凸凹や傾きがあるものでも、なんでもスクリーンにしてしまえるんですね。

通常、そうしたところに映像を映すと、平面ではない部分が歪むのですが、それをあらかじめ計算して映せるので、完ぺきな映像が浮かび上がる、ということのようです。


ということは、、、、

「じゃ、ダムの壁には?」

「簡単です。」

「放流中でも?」

「たぶん、大丈夫です。」

「ニセコの雪山には?」

「寒すぎなければ。」

「神戸の倉庫街は?」

「やりたいですね。」

「ハーフパイプやワンメイクジャンプは?」

「朝飯前です。」

「あのビルは?」

「崩壊する絵だって映せますよ。」

「レンガでも?」

「窓があっても平気です。」

「ビル群を森に変えるとか?」

「お手の物です。」

「万里の長城とか?」

「言うまでもありません。」

「すげぇ、ですね?」

「すげぇ、です。」


と、気持ちよく酔いながら、「じゃぁ、こんなことは?」、「あんなことは?」と盛り上がりました。

なんか、私の仕事と重なるところはないかしら、と、考えてはみたものの、地味な仕事ばかりの私には縁遠いかも知れませんので、こういうのが好きそうなクリエーターに紹介します、と、空約束だけしておいて、楽しい夜は更けて行きました。


松本さん、ありがとうございました。 すいません、私の記事じゃ、全然すごさが伝わらないですね。 ともかく、次の冬は一緒にニセコで滑りましょう。


お。

踊ってばかりじゃ会議にならない。

この1カ月の間に、拙ブログがメルマガで2度ほど紹介されたようで、今までにない数の方に来ていただいたようです。 そもそも、こんな殴り書きブログに目をとめていただいたのもびっくりですが、せっかく来ていただいた方々に、「いいひまつぶし」をしていただけたんでしょうか? だといいのですが。

今後ともよろしくお願いします。 ちょっと不定期ですが、週に一度は記事をあげていますので、ぜひまた「ひまつぶし」に来てください。

 


と、そんなこともあって、実は次の記事になかなか進めないでいたんですよね。 なんか、緊張するというか。 たくさんの方に見ていただくのなら、少しは賢そうなことを書かなきゃ、みたいな、邪念が沸き起こって。

でも、悩むのはやめました。 そんなこと考えてたら続かないし、と。

ですので、あいもかわらぬ、雑多なトピックを殴り書き、です。

 


先日、「1年を振り返って、7つの驚き」という記事を書いたときに、ちょいと反応があった、「会議って何するところ?」について、少し書いてみます。


以前、外資の(中でもかなり特殊な文化を持った)会社につとめていたころ、会議とは基本的にみんなが発言し、結論を出す・決定を下す場だという認識がありました。 必ず決定にたどり着けていたか、というのは別にして、少なくとも参加者の共通認識としてそういうのはありました。

で、日本の社会に放り出された私を驚かせたのは、偉い人しか話さない、だれも発言しない、質問しない、文句を言わない、何も決めない会議でした。 (いらいらした私は、出入り業者の分際で、「いつまでに誰が何をする」をだだだっ!とまとめちゃって、全員から白い目で見られ、さっさと帰らされた、というオチまでついてましたが。 もちろん、以後一切お声はかかりません。)


会議って何するところだっけ?


先程の会社の例は、やはり特殊な例で、おそらく多くの場面で、会議は結論・決定を出すところ、出すべきところ、という認識はみなさんお持ちなんでしょうね。

それでも、なかなか結論が出なかったりすることにいらだっている人は多いはず。

では、どうしたらいいのか?


「これで完璧」な解決策はありません。 残念ですが。 (これ、口癖かも。)

ただ、「小さな工夫」はありますよ。

To-Doリストを書くときにも同じアドバイスをするのですが、会議のタイトルと会議の議題の書き方を変えることです。

みなさん、なぜか、会議の議題には議論の対象となる項目を書きますよね。

目的とアクションを書くべきなんじゃないですか?udonsuki


「晩御飯のメニューについて」という会議のタイトルと、「晩御飯をうどんすきにするかの最終判断」という会議のタイトル。

「飲み物メニューに関する中間報告」という議題と、「飲み物リストに対する最終ヒアリング」という議題。

みたいなことなんですが。

そうすると、会議に使う資料やスライドのタイトルもそれに伴って変わりますし、当然議題の流れも結論とアクションに向かっていくようにならざるを得ません。 参加者の意識も変わります。 そもそもみなさんのカレンダーに「最終判断ですよ」という項目がのっかるわけで、「じゃぁ、それまでに見解をまとめとかないと」ってなりません?


だめ? ならないか、、、。


でも、みんな「ラストオーダーになりますが?」って言われると、すぐ決めるのになぁ。


お。

保険のおばちゃんが語ったブランディングとマーケティング。

先日、私の生命保険の「契約内容の確認」というのがありまして、いわゆる「保険のおばちゃん」と近所の喫茶店でお話しする機会がありました。 何度聞いても、説明や約款を読んでもさっぱりわけのわからない保険の契約内容を、簡潔に説明していただいて、「あ、そうだったんですね!」を繰り返しながら、少し契約内容の見直しをしてもらうことになりました。

ま、そんな話はどうでもいいんですが、おもしろかったのが、その前後の雑談。


「こんな子供だましのキャラクター、この歳になって胸に付けて歩けって、会社も何考えてるんだか。 ばかばかしくて、もちろん会社の中でしか付けてませんよ。」

と、ポーンとなにやら黄色いフェルトのうさぎをカバンに投げ込みます。

「どう考えれば、こんなバカなことを思いつけるんでしょう。 以前はそんなキャラクター作ったりなんてこと絶対にしなかった会社だったのにね。 相武紗季みたいなかわいい若い子がつけるのなら、まだ我慢もできるんでしょうけど。 ねぇ?」


はい、お察しの通り、明治安田生命の方です。

セレブが3人も出てくるCMですので、YouTubeにいつまで残るか不安ですが、一応、件のCM、乗っけておきます。 かた耳だけ緑のウサギが登場します。 相武紗季が制服の胸ポケットに差しているのがそのキャラクター。 保険のおばちゃんが、無造作に放り投げたのも、これと全く同じものでした。

さて、おばちゃんのポイントを要約すると以下の通り。


「たしかに、ここのところ「ネコとアヒル」にお客さんを取られているのは、確かに痛いし、なんとかしないといけないのはよくわかる。 しかし、だからといって、片方の耳が緑の黄色いうさぎなのか? 本社の偉い人たちはそれで高い給料もらっているのよね、信じられない。」


彼女は3点のブランディング、マーケティング上の課題を挙げていらっしゃるわけです。


ひとつ、いくら競合が「ネコとアヒル」で成功しているからといって、同じく動物キャラで対抗しようとすることの無意味さと安易さ。 普通に考えておかしい、というか、誰が見ても愚策です。 どうせなら虎と白鳥にでもすれば良かったのにね。 そのうえ、そこで百歩譲ったとしても、結局何を伝えたいのかさっぱり分からないCMだし。 「あんなCMなら、ないほうが、説明しやすいわ。」と、大盛り上がり。


ふたつめ、これは重要なポイントです、「そんなことをする会社じゃなかったのに」です。 彼女が、組織の末端にいながらも、明治安田生命の社員であることに誇りを持っているのは、その堅実で、でも、一般の方々にひろく愛される、まじめなキャラゆえ、なのです。 そこに、「フェルトのうさぎ」はあまりにも「裏切り」だと。 キャラに合わないことをしてもダメですよ、とおっしゃっているわけです。 100%同意。 キャラじゃないのに、こうしたことをやっても、1.一般のお客様の心に響かないし残らない、そして、2.社員が付いていかない。 またまた大盛り上がり。


3つめ。 彼女曰く「小田和正のが良かった、ホントに良かった」と。 あの広告を見るたびに「明治安田生命の一員で良かった」と思ってらしたそうです。 ここは即座に同意、というわけにはいきませんでした。 以前、「ネコとアヒル」がいかに優れたブランド作りであり、広告キャンペーンなのかを記事にした際に、少し議論しましたが、「小田和正の歌に乗せたスライドショー」CMそのものは、残念ながら、いい広告とは言い難い。 まぁ、だからこそ「ウサギ」という愚策に走ったのでしょうが。


はい、またしても出ました。 えとじやマーケティング用語でいうところの「イメチェン」ですね。


少なくとも、明治安田生命は、2番煎じの、くっだらないウサギ・キャンペーンに走る前に、自分のキャラを見つめ直すべきですね。 末端社員までが愛する、まじめなキャラを出発点にするべきです。 もちろん、そっちにはニッセイとかの競合もいるので、そのままでいいというわけではない。 しかも、「保険とは人生を、生きているということを祝福する讃美歌」というAflacのキャンペーンに負けないアイディアを出さなければならない。 困難な課題ですが、そっちにしか解決策はありません。

加えて、保険業や、宅配業、車のセールスなど、巨大な末端組織が会社そのものの窓口であり、会社を支えている業種の場合、広告が社員のやる気を左右する度合は計り知れないものがあります。 私の担当をしているおばちゃんの「がっかり」が、彼女たちの多くも共有するものだったとしたら、それは、すでに「危機」ですが?

大丈夫ですか、明治安田さん?


お。

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プロフィール
お。"

えとじや店主 お。
  岡本 晋介

* 世の中の様々な問題を「ブランド・マーケティング」で解決する、腕利きコンサルタント、になるのが夢です
* それに向けて、現在、鋭意努力中

* 1988年、大手外資メーカーのマーケティング部に入社、以来21年、ブランド・マーケティング一筋でした
* 7年間、いくつかの商品(ブランド)を担当、コンセプト開発、新製品導入から広告制作、マーケティングプラン・投資の決定、消費者リサーチと、あらゆるマーケティング仕事に携わりました
* その後14年間、マーケティングの社内コンサルタントに「社内転職」、2~3人しかいない部署でしたので、一度に10以上のブランドの担当を務めました
* 関わった「子供たち」は、かなり多数ですが、主なものとしては、アリエール、パンテーン、イリューム、Vidal Sassoon、SK-II、ボールド、レノア、ジョイ、Max Factorなどその他多数(どこの会社か、ばれてますね、これじゃぁ、、、)、「子だくさん」です
* 各ブランドのコミュニケーション戦略・企画のアドバイスをしながら、マーケティングや関連部署、担当代理店などの人材育成・教育・指導にもあたっていました

* 2009年夏に退社。
* マーケティングなんでも相談所「株式会社えとじや」設立。
* コンサルのかたわら、マーケティング関連のセミナー・研修などの講師をやってます
* そうそう、性別は男性、年齢は40代前半、です

* 「ブランド・マーケティングで世の中の問題を解決する」って?
* 実はブランド・マーケティングとは、有償・無償を問わず、お客さんを相手にコミュニケーションをとらないといけないすべての業種に適応できる考え方
* でも、世間では「大手の企業が金をかけてやるもの」と誤解されてしまっているのが、悲しい
* 「へぇ~、こんなこともブランド・マーケティングで解決できるんだぁ、ありがとう!」って言ってもらうのが夢です

* 趣味ですか?
* スノーボードを14年やってます。 最近5年ほどは、ニセコを中心に年間20~30日雪山で過ごしながら、ときどき軽いバックカントリーを楽しんでます
* 音楽、ロックやらブルースやら、を聴くのは大好き
* あとは、陶芸・料理・草刈り・薪割り・読書、たま~~に自転車、ですかね
* どんな人柄?
* 難しい質問ですねぇ。 自分ではよくわかりませんが、人にはよく「ひねくれもの」・「物知り」・「説教好き」と言われます。 サラリーマン時代から「サラリーマンに見えない」と言われてました、まぁ、社会人としての常識に欠けるという意味なんでしょうね、、、

twitter : etojiyaokamoto
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